私たちはこの保養を原発事故が起きた翌年の2012年から千葉の南房総市と勝浦市で年2回おこなってきました。原発事故が起きた2011年5月、私たちは原発なくせ!ちばアクションを立ち上げ、デモや講演会などを企画しました。その中のメンバーが「保養プロジェクト」を発足させました。2012年1月に南房総市で第1回目の保養をおこなないました。一日でも福島から離れさせ、放射能汚染から子どもを守りたいという一心でした。
私たちの保養は、民宿を貸し切り、房総の自然のなかで子どもたちを遊ばせます。当初は試行錯誤の連続でしたが、しだいに大きな取り組みの輪が広がり、10年以上にわたって継続してきました。これまでも受け入れた家族は100家族をこえます。